CPENTAの要素チェックおよびデフォルトの制限値
CPENTAの1次(6節点)要素チェック
CPENTAの1次要素について、以下の品質をチェックします:
- 縦横比
- CPENTAの1次要素の縦横比は、その3つの四角形面の縦横比および2つの三角形面の縦横比のうちの最大値として定義されます。各4角形面はCQUAD4要素として扱われ、各3角形面はCTRIA3要素として扱われます。
- 面スキュー角度
- CPENTAの1次要素のスキュー角度は、その3つの4角形面のスキュー角度および2つの3角形面のスキュー角度のうちの最大値として定義されます。各4角形面はCQUAD4要素として扱われ、各3角形面はCTRIA3要素として扱われます。
- 頂点角度
- すべての面について同じ頂点角度チェックが実行されます。各面は、三角形要素(CTRIA3)または四角形要素(CQUAD4)として扱われます。要素についての最小値と最大値がレポートされます。
- 面反り角度
- CPENTAの1次要素の面の反りは、3つの4角形面の反りのうちの最大値として定義されます。各4角形面は、CQUAD4要素として扱われます。
- ツイスト角度
- ツイスト角度は、3角形面の回転角度を、向かい合う3角形面を基準に表わした値として定義されます。回転は次のように計算されます: まず、2つの三角形面の重心を結ぶ線分に垂直な基準面を構築します。これにより、各3角形面の3つのエッジが、この基準面に投影されます。投影された2つの3角形の対応するエッジが成す角度の最大値が、CPENTAの1次要素のツイスト角度としてレポートされます。
- エッジ角度
- エッジ角度は、共通のエッジを持つ2つの面が成す角度を90度から引いた値の絶対値です。ねじれた四角形面では、面ベクトルで定義された投影面を使用して、面の法線(四角形要素または四角形面の基準面の定義を参照)を計算します。この面の法線が角度の計算に使用されます。CPENTAの1次のエッジ角度は、要素における最大のエッジ角度として定義されます。
CPENTAの2次(15節点)要素チェック
CPENTAの2次要素について、以下の品質をチェックします:
- 縦横比
- この品質はコーナーの節点のみを使用して計算されます。定義は、CPENTAの1次要素での定義と同じです。
- 面スキュー角度
- この品質はコーナーの節点のみを使用して計算されます。定義は、CPENTAの1次要素での定義と同じです。
- 頂点角度
- この品質はコーナーの節点のみを使用して計算されます。定義は、CPENTAの1次要素での定義と同じです。
- 面反り角度
- この品質はコーナーの節点のみを使用して計算されます。定義は、CPENTAの1次要素での定義と同じです。
- ツイスト角度
- この品質はコーナーの節点のみを使用して計算されます。定義は、CPENTAの1次要素での定義と同じです。
- エッジ角度
- この品質はコーナーの節点のみを使用して計算されます。定義は、CPENTAの1次要素での定義と同じです。
- ホー・ノーマルのオフセット
- ホー・ノーマルのオフセットは、そのエッジの最大の法線オフセット値です。参照コメント: 3節点エッジのホー・ノーマルのオフセット
- ホー・タンジェントのオフセット
- ホー・タンジェントのオフセットは、そのエッジの最大の接線オフセット値です。参照コメント: 3節点エッジのホー・タンジェントのオフセット
CPENTAのデフォルトの制限値
情報 | 警告メッセージのデフォルト値 | エラーメッセージのデフォルト値 | 妥当性チェックのデフォルト値 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
下限 | 上限 | 下限 | 上限 | 下限 | 上限 | |
縦横比 | - | 100.0 | - | 1000.0 | - | 1.0E5 |
スキュー角度 | - | 60.0 | - | 75.0 | - | 90.0 |
面反り角度 | - | 30.0 | - | 60.0 | - | 180.0 |
ツイスト角度 | - | 30.0 | - | 75.0 | - | 90.0 |
エッジ角度 | - | 75.0 | - | 87.0 | - | 90.0 |
ホー・ノーマルのオフセット | - | 0.30 | - | 0.60 | - | 1.0E5 |
ホー・タンジェントのオフセット | - | 0.20 | - | 0.25 | - | 0.5 |
警告チェックとエラーチェックに使用される値はELEMQUALバルクデータエントリによって調整できますが、妥当性チェックはハードコーディングされています。