HS-1700: 簡単なDOEスタディ

Templexテンプレートを用いて定義された簡単な関数についてDOEスタディをセットアップする方法を学習します。

開始に先がけ、HS-1010: 簡単なスタディのセットアップを完了するか、もしくは<hst.zip>/HS-1700/にあるHS-1010.hstxアーカイブファイルをインポートします。
ベース入力テンプレートは、それぞれX、Yとラベル付けされた2つの入力変数DV1、DV2を定義します。スタディの目的は、2つの関数X+Yおよび1/X + 1/Y – 2を成す2つの入力変数X、Yについて調査することです。

DOEの実行

  1. DOEを追加します。
    1. Explorer(エクスプローラ)内で右クリックし、コンテキストメニューからAdd(追加)を選択します。
      Add(追加)ダイアログが開きます。
    2. Select Type(タイプの選択)からDOEを選択します。
    3. Definition from(定義元)に、アプローチを選択します。
    4. Setup(セットアップ)を選択し、OKをクリックします。
  2. DOE 1 > Specifications(スタディ仕様)ステップに進みます。
  3. ワークエリア内でMode(モード)をFull Factorial(完全実施要因)にセットします。
  4. Channel(チャンネル)セレクターで、Levels(水準)タブをクリックし、すべての変数の水準の数値を2から3に変更します。
    この変更で、水準が下限値と上限値の間で拡散します。
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  5. Apply(適用)をクリックします。
  6. DOE 1 > Evaluate(評価)ステップに進みます。
  7. Evaluate Tasks(計算実行)をクリックします。
    評価の結果が、ワークエリア内に表示されます。

結果のポスト処理

このステップでは、両方の入力変数および出力応答間の効果と交互作用を確認します。

  1. DOE 1 > Post Processing(ポスト処理)ステップに進みます。
  2. 線形効果を確認します。
    1. Linear Effects(線形効果)タブをクリックします。
    2. Channel(チャンネル)セレクターの上のをクリックし、線形効果をプロットします。
    3. Channel(チャンネル)セレクターを使って、入力変数と出力応答の両方を選択します。
    4. Response 1とResponse 2についてArea 1とArea 2の効果を確認します。
    Response 1に対するArea 1の効果とArea 2の効果は同じであることが分かります(大きさ4.8で比例)。2つ目のプロットからは、Response 2に対するArea 1の効果とArea 2の効果も同じであることが分かります(大きさ-4.8で反比例)。DOEにおける大きさの計算方法については、DOEスタディのセットアップの項をご参照ください。
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  3. 交互作用を確認します。
    1. Interactions(交互作用)タブをクリックします。
    2. Channel(チャンネル)セレクターを使って、Variable AをArea 1に、Variable BをArea 2にセットします。
    3. Response 1とResponse 2についてArea 1とArea 2の交互作用を確認します。
      両方のプロットから、Response 1とResponse 2の両方について、Area 1とArea 2の間の交互作用はないことが分かります。
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