/SET
Blockフォーマットキーワード 他のエンティティから参照できる一般的なエンティティセットを定義します。
このセットは、要素、節点、セグメント、パートなどのさまざまなタイプのエンティティを組み合わせて構成できます。各エンティティタイプはKeyで定義し、それに続いてitem_IDのリストを記述します。別のKeyとそれに対応するitem_IDを記述することで、別のエンティティを追加できます。同じKeyエンティティについて、複数のitem_IDn個の行を繰り返して記述できます。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
/SET/set_type/set_ID | |||||||||
set_title | |||||||||
Key_OP1 | item_ID1 | item_ID2 | item_ID3 | item_ID4 | item_ID5 | item_ID6 | item_ID7 | item_ID8 | item_ID9 |
item_ID11 | item_ID12 | item_ID13 | 同様 | 同様 | item_IDn | ||||
Key_OP2 | item_ID1 | item_ID2 | item_ID3 | item_ID4 | item_ID5 | item_ID6 | item_ID7 | item_ID8 | item_ID9 |
item_ID11 | item_ID12 | item_ID13 | 同様 | 同様 | item_IDn | ||||
Key_OPn | item_ID1 | item_ID2 | item_ID3 | 同様 |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SEG | seg_Idn | node_ID1 | node_ID2 | node_ID3 | node_ID4 |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Key_G | first_ID1 | last_ID2 | Incr1-2 | first_ID3 | last_ID4 | Incr3-4 | first_ID5 | last_ID6 | Incr5-6 |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Key_B | box_ID1 | box_ID2 | box_ID3 | box_ID4 | box_ID5 | box_ID6 | box_ID7 | box_ID8 | box_ID9 |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ALL | BLANK |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
---|---|---|
set_type | セットタイプ。
|
|
set_ID | セット識別子。 /GRNOD、/GRElement、/SURF、/LINE、または/GRPARTのグループエンティティIDの識別子と同じにすることはできません。 (整数、最大10桁) |
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set_title | セットのタイトル。 (文字、最大100文字) |
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Key | 読み取るエンティティを定義するキーワード。 1
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OP | オプションのキー接尾辞。
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item_ID1, item_ID2,... item_IDn | エンティティ識別子のリスト。 (整数) |
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seg_IDn | セグメント識別子。 (整数) |
|
node_ID1 | セグメント定義の節点識別子1。 (整数) |
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node_ID2 | セグメント定義の節点識別子2。 (整数) |
|
node_ID3 | セグメント定義の節点識別子3(ラインセグメントでは不要) (整数) |
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node_ID4 | セグメント定義の節点識別子4(ラインセグメントまたは3節点の/SH3N三角形セグメントでは不要) (整数) |
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first_ID1, last_ID2 | first_ID1からlast_ID2までIncr1-2のインクリメントで存在するエンティティのリスト (整数) |
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Incr1-2, Incr3-4, ... | first_IDから1last_ID2までのリスト生成に使用するインクリメント値 デフォルト = 1(整数) |
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box_IDn | Key=BOXまたはBOX2の場合、あるいはOP= BまたはCの場合に使用するボックス識別子。 |
キータイプ
キー | エンティティ入力 | ||||||||
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A | B | C | D | E | G | I | O | ||
ALL | すべてのモデル | ||||||||
BEAM | ビーム要素 | √ | √ | √ | √ | √ | |||
BOX | ボックスの内部に定義したすべてのエンティティ | √ | √ | √ | √ | √ | |||
BOX2 | ボックスの中に存在する1つ以上の節点を使用して定義したすべてのエンティティ | √ | √ | √ | √ | √ | |||
NODE | 節点 | √ | √ | √ | √ | √ | |||
RBODY | 剛体 | √ | √ | √ | |||||
PART | パート | √ | √ | √ | √ | √ | √ | ||
QUAD | 4節点2Dソリッド要素 | √ | √ | √ | √ | √ | |||
SEG | サーフェスセグメントまたはラインセグメント | √ | √ | ||||||
SET | エンティティのセット | √ | √ | √ | |||||
SETCOL | COLLECTセットタイプエンティティ | √ | √ | √ | |||||
SH3N | 3節点シェル要素 | √ | √ | √ | √ | √ | √ | ||
SHELL | 4節点シェル要素 | √ | √ | √ | √ | √ | √ | ||
SOLID | あらゆる3Dソリッド要素 | √ | √ | √ | √ | √ | |||
SPRING | スプリング要素 | √ | √ | √ | √ | √ | |||
SUBS | サブセット | √ | √ | √ | √ | √ | √ | ||
SUBM | サブモデル | √ | √ | √ | √ | √ | √ | ||
TRIA | 3節点2Dソリッド要素 | √ | √ | √ | √ | √ | |||
TRUSS | トラス要素 | √ | √ | √ | √ | √ |
- キー
- 説明
- PART
- デフォルトの抽出オプションを使用してパートを追加します。
- PART_D
- パートを削除します(ソリッドパートにあるすべてのセグメントや、すべてのエッジ)。
- PART_GAまたはPART_AG
- 生成オプションを使用してパート(すべてのセグメントとすべてのエッジ)を追加します。
- SHELL_GOまたはSHELL_OG
- 生成によってシェル要素を追加し、その法線方向を反転します。
コメント
- 定義したKEY_OPには、item_IDをIDとする複数の行を入力できます。これは、このブロックに対してブロックとエンティティの抽出操作を実行することを定義します。OP=Eオプションを使用すると、このブロックで定義したエンティティから外部セグメントまたは外部エッジが抽出されます。
- set_IDは、/GRNOD、/GRElement、/SURF、/LINE、/GRPARTのどのグループIDとも異なる識別子とする必要があります。
- /GRNOD、/GRElement、/SURF、/LINE、/GRPARTを参照しているあらゆるエンティティで、/SETのset_IDを参照できます。
その例として、/IMPDISP、/CLOAD、/INTER/TYPE7、/SECTがあります。
- 存在しないitem_IDiまたはbox_IDiは無視され、Starter出力ファイルに警告メッセージが出力されます。
- Key=BOXまたはOP=Bの場合、エンティティのすべての節点は、このセットに追加するエンティティのボックスの中に存在する必要があります。
Key=BOX2またはOP=Cの場合、エンティティの1つ以上の節点が、このセットに追加するエンティティのボックスの中に存在する必要があります。
- セットがキーワードによって参照されている場合は、参照先のエンティティ(節点、サーフェス、ライン、または要素)が自動的にセットから抽出されます。以下に例を挙げます。
ソリッド要素: デフォルトでは、3Dソリッド要素と2Dソリッド要素から外部セグメントまたは外部エッジのみが抽出されます。キーオプションOP=Aを使用すると、すべてのセグメントとエッジを取得できます。
シェル要素: デフォルトですべてのエッジが抽出されます。キーオプションOP=Eを使用するとフリーエッジのみを取得できます。
節点: デフォルトで、このセットからすべての節点が抽出されます。キーオプションOP=Eを使用すると、シェル要素のフリーエッジにあるソリッド要素または節点の外部セグメントから節点のみを取得できます。
- セットタイプCOLLECTの識別子(ID)またはKey=SETCOLを使用してリストされ定義されている識別子(ID)は、オフセット値が定義されている//SUBMODELで定義されている場合、オフセットされません。
- 交差操作の例:
#---1----|----2----|----3----|----4----|----… /SET/GENERAL/5 Intersections SET 1 2 SET_I 3 4 #---1----|----2----|----3----|----4----|----5…
最終 結果: (1 Ս 2) Ո (3 Ս 4)
- エンティティは自動的に次のように抽出されます。
必要なセット 内容 節点セット、/GRNOD - OP=A(デフォルト)
- 選択したエンティティのすべての節点。
- OP= E
- 各Keyブロックで定義しているソリッド要素の外部フェイスにある節点。
要素セット、/GRelement 選択したエンティティのすべての要素。 サーフェス、/SURF - OP=E(デフォルト)
- 各Keyブロックで定義しているソリッド要素の外部フェイスのみ。
- OP=A
- ソリッド要素のすべてのセグメント(外部および内部)
ライン、/LINE - デフォルト
- 各Keyブロックで定義しているソリッド要素の外部フェイスにあるエッジのみ。
- OP=A
- ソリッド要素のすべてのエッジ(外部および内部)
- OP= E
- 各Keyブロックで定義しているソリッド要素の外部フェイスにあるエッジのみ。