MPCFORCE

入出力オプションまたはサブケース情報エントリ 入出力オプションまたはサブケース情報のセクション内でMPCFORCEコマンドを使用すると、すべてまたは個々のサブケースに関する拘束ベクトルの多点反力を出力するよう要求できます。

フォーマット

MPCFORCE (sorting, format, form_list, peakoutput, modal, SUBSYS, NLOUT) = option

定義

引数 オプション 説明
sorting <SORT1SORT2> この引数が適用されるのは、ノーマルモード、周波数応答および過渡サブケースでのPUNCHフォーマット(.pchファイル)またはOUTPUT2フォーマット(.op2ファイル)の出力のみです。他の場所で使用した場合は無視されます。その際、警告は表示されません。
SORT1
各周波数/タイムステップの結果をグループ化します。
SORT2
各グリッド / 要素の結果をグループ化します。 5
空白(デフォルト)
周波数応答解析については、グリッドSETが指定されていない場合はSORT1が、それ以外の場合はSORT2が使用されます。過渡解析にはSORT2が使用されます。
format <OPTI, H3D,PUNCH, OP2, PLOT, 空白>
OPTI
結果をOptiStruct結果フォーマット(.mpcfファイル)で出力します。
解析結果は、解析タイプに応じて新旧のOPTIフォーマットで出力できます。詳細については、PARAM, OPTIをご参照ください。
H3D
結果をOptiStructフォーマット(.h3dファイル)で出力します。
PUNCH
結果をNastran punch結果フォーマット(.pchファイル)で出力します。
OP2
結果はNastran output2フォーマット(.op2ファイル)で出力されます。6
PLOT
PARAM,POSTがバルクデータセクションで定義されている場合、結果はNastran output2フォーマット(.op2ファイル)で出力されます。
空白(デフォルト)
利用可能な結果があるアクティブなフォーマットすべてで結果を出力します。
form <REALIMAGPHASE>

デフォルト = REAL

REALIMAG
複素出力の直交フォーマット(実部と虚部)を指定します。
PHASE
複素出力の極フォーマット(位相と振幅)を指定します。
peakoutput <PEAKOUT>

デフォルト = 空白

が存在する場合、PEAKOUTカードからのフィルターのかかった周波数のみがこの出力に考慮されます。
SUBSYS <SUBSYS_ID>

デフォルト値はありません。

サブシステムのID。

サブシステム定義と共に使用すると、このオプションは、サブシステムごとに、そのサブシステムのみの結果を含む個別の結果ファイルを作成します。

詳細については、SETバルクデータカードをご参照ください。
NLOUT <NLOUT ID>

デフォルト値はありません。

NLOUTバルクデータエントリのID。

詳細については、NLOUTバルクデータのコメント3をご参照ください。

modal <MODAL>

デフォルト = 空白

MODALがある場合、モーダル周波数応答と過渡解析で、構造モードの多点拘束力とレジデュアルベクトルがPUNCHとOUTPUT2ファイルに出力されます。
option <YES, ALL, NO, NONE, SID>

デフォルト = ALL

YESALL、空白
すべてのグリッドの拘束ベクトルの多点反力を出力します。
NONONE
拘束ベクトルの多点反力を出力しません。
SID
セットIDを指定した場合、そのセットに含まれるグリッドの拘束ベクトルの多点反力のみが出力されます。

コメント

  1. MPCFORCEコマンドを指定しなかった場合、拘束ベクトルの多点反力は出力されません。
  2. 同じエントリ上で複数フォーマットが許可されます; これらはコンマ区切りでなければなりません。フォーマットが指定されていない場合、この出力コントロールは、結果が入手できるOUTPUTコマンドで定義されているすべてのフォーマットに適用されます。
  3. このカードは複数インスタンスが可能です。インスタンスが競合する場合は、最後のインスタンスが優先されます。
  4. 最適化については、指定されたフォーマットへの出力の頻度は入出力オプションOUTPUTによってコントロールされます。
  5. 一般的に、HyperView.op2ファイルからの結果についてSORT2フォーマットを認識しません。結果がSORT2フォーマット(<Result Keyword> (SORT2OUTPUT2、...))のみで出力される際、結果はOptiStructによって.op2ファイルにSORT2フォーマットで書き出されますが、.op2ファイルがHyperViewにインポートされる際は、SORT2フォーマットの結果は認識されません。したがって、SORT1オプションはOUTPUT2フォーマットの結果出力に、SORT2はPUNCHフォーマットの結果出力に推奨されます。
  6. format=OUTPUT2を使用して、Nastran output2フォーマット(.op2ファイル)で結果を出力するように要求することもできます。
  7. MPCFORCE出力は以下の解析タイプで使用可能です:
    解析タイプ
    出力フォーマット。
    静解析
    H3DOP2PCHOPTI
    ノーマルモード解析
    H3DOP2PCH
    直接法による周波数応答解析
    OP2PCH
    モーダル法による周波数応答解析
    OP2PCH
    直接法による過渡応答解析
    OP2PCH
    モーダル法による過渡応答解析
    OP2PCH
    非線形過渡応答解析
    H3D
    応答スペクトラム解析
    H3DPCH