/H3D/SOLID

Engineキーワード /BRICK/BRIC20/TETRA4/TETRA10ソリッド要素および/BRICK/PENTA6/SHEL16厚肉シェルについてH3Dコンター出力結果を生成します。

フォーマット

/H3D/SOLID/Keyword3/Keyword4/Keyword5

#結果を保存するパートをリストする次の行(オプション)

part_ID1... part_IDN

# 1つの積分点の応力テンソル結果
/H3D/SOLID/TENS/STRESS/IR=1/IS=2/IT=1
1.


# すべての応力テンソル積分点結果が出力される
/H3D/SOLID/TENS/STRESS/IR=ALL/IS=ALL/IT=ALL
# パートID 55および 75についてのみの特定のエネルギー出力
/H3D/SOLID/ENER 
1 55 75

定義

フィールド 内容 SI単位の例
Keyword3 出力タイプ。 3
Keyword4 出力タイプ。 3
Keyword5 出力タイプ。 3
part_IDN 結果が出力されるパートのIDのリスト(オプション)。

コメント

  1. シンタックス/H3D/ELEM/Keyword3/Keyword4/Keyword5も有効です。
  2. PART IDが/H3D/SOLID行の後ろにリストされている際、指定された結果はそれらのパートについてのみ出力されます。
  3. 出力は、以下の表で定義されているとおり、スカラーまたはテンソルです。
    1. スカラー出力
    Keyword3 Keyword4 Keyword5 内容
    AMS /DT/CST_AMSのためにAMS時間ステップを使用した要素
    DAM1, DAM2, DAM3 材料LAW24で/BRICK要素の局所亀裂スキュー方向1、2または3の主損傷値
    DAMA
    IR=
    i または ALL
    IS=
    j または ALL
    IT=
    k または ALL
    材料に作用するすべての/FAIL基準の特定の期間にわたる損傷最大値。

    Keyword4が空白である場合、要素の積分点の最大値が出力されます。

    損傷がどのように計算されるかについて使用される特定の/FAIL則を参照のこと。

    TMAX 特定の期間、積分点、破壊モデルにわたる損傷の最大値。
    DAMG
    LAYER=
    i または ALL
    IR=
    i または ALL
    IS=
    j または ALL
    IT=
    k または ALL
    積分点の平均損傷(連成損傷モデルの場合のみ)。 5
    DAMINI
    IR=
    i または ALL
    IS=
    j または ALL
    IT=
    k または ALL
    応力軟化の計算前に開始変数を使用しているすべての破壊基準の間で最大の損傷開始変数(/FAIL/INIEVO)。
    DENS 密度
    DOMAIN 要素のSPMDドメイン数
    DT 要素の時間ステップ
    EINT 内部エネルギー( ρ eV)
    EINTM 固有内部エネルギー(e)
    EINTV 内部エネルギー密度( ρ e)
    ENER 比エネルギー密度(内部エネルギーを要素の質量で割った値)
    TMAX 特定の期間にわたる最大比エネルギー密度
    ENTH エンタルピー (e+pV)
    ENTHM 質量エンタルピー(e + pV) / m
    ENTHV エンタルピー密度 (e/V +p)
    EPSD 相当塑性ひずみ速度
    EPSP 塑性ひずみ
    FAILURE ID= fail_ID or ALL
    IR=
    i または ALL
    IS=
    j または ALL
    IT=
    k または ALL
    Starterファイルに定義されたオプションの識別子fail_IDによって参照される特定の破壊基準の損傷。
    FILL /INIBRI/FILLの充填パーセンテージ
    FLDF OUTER

    OUTER_AVERAGE

    FLD損傷係数の指標 6
    FLDZ OUTER

    OUTER_AVERAGE

    FLD損傷モデルのFLD破壊ゾーン係数
    = 1
    ルーズメタル
    = 2
    高い皺
    = 3
    圧縮
    = 4
    安全
    = 5
    マージン
    = 6
    破壊 6
    GROUP 内部グループの識別子
    HOURGLASS 単位質量あたりのアワグラスエネルギー
    MASS 要素質量
    MDS MDSユーザー変数

    使用されるMDS則に従って出力するユーザー変数の自動選択。

    (すべてのソリッド積分点の平均値)

    MDS_VAR =
    DEF または ALL
    MDSユーザー変数

    (すべてのソリッド積分点の平均値)

    NL_EPSD 非局所塑性ひずみ速度 (/NONLOCAL/MATが有効な場合のみ) 6
    NL_EPSP 非局所塑性ひずみ(/NONLOCAL/MATが有効な場合のみ)。 6
    OFF 要素ステータス
    結果の出力がある位置で:
    = -1
    要素は非アクティブ(アクティブ化された剛体内で定義されます)。
    = 0
    削除された要素。
    01
    破壊プロセス下。
    = 1
    アクティブな要素
    ORTHD
    LAYER=
    i または ALL
    IR=
    i または ALL
    IS=
    j または ALL
    IT=
    k または ALL
    全体参照座標系から直交異方性参照座標系へ移行するために回転マトリックスを定義するオイラー角(度)。

    固有の角度を要求するには、ORTHD/PSIORTHD/THETAまたはORTHD/PHIを使用します。

    P 圧力
    PEXT /PLOAD, /LOAD/PFLUID, /LOAD/PBLASTまたは/LOAD/PRESSUREから得られるソリッド要素にかかる外部圧力

    圧力を表示するために、外皮が自動的に作成されます。

    SIGEQ 材料の降伏基準に基づく相当応力。降伏基準の例には、フォンミーゼス、Hill、Barlatがあります。
    TMAX 特定の期間および積分点にわたる材料の降伏基準に基づいた最大相当応力。
    SIGX, SIGY, SIGZ, SIGXY, SIGYZ, SIGZX 指定方向の平均要素応力
    TEMP 温度
    TDEL /FAIL基準を用いて定義された破壊のため、要素が削除された時間。材料に組み込まれた破壊基準は無視されます。
    THICK 厚肉シェル要素(/PROP/TYPE20/PROP/TYPE21/PROP/TYPE22)の平均板厚。
    THIN 厚肉シェル要素(/PROP/TYPE20/PROP/TYPE21/PROP/TYPE22)の平均板厚減少率。
    TILLOTSON Tillotson状態方程式の領域識別子(/EOS/TILLOTSON)。
    TSAIWU 材料MAT/LAW12(3D_COMP)/MAT/LAW14 (COMPSO)/MAT/LAW25 (COMPSH)のTsai Wu基準。
    USER
    UVAR=
    i または ALL
    IR=
    i または ALL
    IS=
    j または ALL
    IT=
    k または ALL
    ユーザー定義変数i用のユーザー材料則(/MAT/USERij)。また、LAW59またはLAW70など一部のRadioss材料については、USR出力を要求します。USR1出力は、UVAR=1を用いて要求されます。積分点結果については、IR, IS and ITオプションを使用します。
    VDAM1
    IR=
    i または ALL
    IS=
    j または ALL
    IT=
    k または ALL
    /FAIL/SNCONNECTについての損傷係数Dの値
    VDAM2
    IR=
    i または ALL
    IS=
    j または ALL
    IT=
    k または ALL
    /FAIL/SNCONNECTについての損傷面 σ y 0 の値
    VDAM3
    IR=
    i または ALL
    IS=
    j または ALL
    IT=
    k または ALL
    /FAIL/SNCONNECTについての破断面 σ y f の値
    VONM 平均要素フォンミーゼス応力
    TMAX 特定の期間および積分点にわたる最大フォンミーゼス応力
    WPLA /MAT/LAW12 (3D_COMP)および/MAT/LAW25 (COMPSH)についての塑性仕事。
    2. スカラーALEおよびCFD出力
    Keyword3 Keyword4 内容
    BFRAC 燃焼率
    BULK 人工粘性
    COLOR 1*vfrac1 + 2*vfrac2 + ....+ last*vfracN (LAW51 and LAW151 only).
    DIV(U) 体積拡張率
    K CFDでの乱流エネルギーに特異的
    MACH Mach数(/MAT/LAW151のみ)
    MOM すべての成分と大きさについてインターフェースTYPE22でのFVMのセル運動量密度(MOM)それぞれを別個に要求するには、MOMXMOMYMOMZMOMXYMOMYZMOMXZ|MOM|を使用します。
    SCHLIEREN シュリーレン像(CFD分野で広く使用されている光学的手法)。ALE材料則
    SSP 音速。ALE材料則でのみ有効。
    TDET 爆発時間出力
    TVIS CFDでの乱流密度に特異的
    VEL すべての成分と大きさについてインターフェースTYPE22でのFVMのセル速度それぞれを別個に要求するには、VELXVELYVELZVELXYVELYZVELXZ|VEL|を使用します。
    VFRAC 体積比率(ALE材料則:LAW20LAW37LAW51、および LAW151)。
    VFRAC1,VFRAC2, VFRAC3,VFRAC4 体積比率(ALE材料則:LAW20, LAW37およびLAW51).
    VORT, VORTX, VORTY, VORTZ 結果のX、Y、Z成分でのALE材料の速度
    VECT VEL 有限体積セル重心における速度ベクトル
    CONT 有限体積セル重心における接触力ベクトル
    ACC 有限体積セル重心における加速度ベクトル
    3. テンソル出力
    Keyword3 Keyword4 Keyword5 内容
    TENS BSTRESS
    ID=
    n または ALL
    IR=
    i または ALL
    IS=
    j または ALL
    IT=
    k または ALL
    材料/MAT/LAW36n=1)、/MAT/LAW78n=1、2、または3)の逆応力テンソル。

    ID=-1の場合は、この要素で使用できるすべての逆応力テンソルの合計が返されます。

    DAMA 材料LAW24のみについては、積分点における亀裂テンソル。

    Keyword5が空白である場合、要素内の平均値が出力されます。

    EPSP
    IR=
    i または ALL
    IS=
    j または ALL
    IT=
    k または ALL
    Icap=2とともに指定された/MAT/LAW24でのみ使用可能な積分点における塑性ひずみテンソル

    Keyword5が空白である場合、要素内の平均値が出力されます。

    STRAIN
    IR=
    i または ALL
    IS=
    j または ALL
    IT=
    k または ALL
    積分点におけるひずみテンソル。

    Keyword5が空白である場合、要素内の平均値が出力されます。

    TMAX 特定の期間および積分点にわたる最大主ひずみ(P1)に対応するひずみテンソル。

    特定の期間および積分点にわたる最小主ひずみ(P3)に対応するひずみテンソル。

    OUTER ソリッドまたは厚肉シェルコンポーネントの外側のサーフェス上の膜ひずみテンソル。膜層が自動的に作成され、ソリッドひずみテンソルがこのサーフェスに外挿されます。
    OUTER_AVERAGE 厚肉シェルコンポーネントの外側の2つのサーフェス間の平均膜ひずみテンソル。膜層が自動的に作成され、厚肉シェルのひずみテンソルがこのサーフェスに外挿されます。
    CORNER_DATA 各要素のすべての節点に対して保存されたひずみテンソル(/SHEL16または/BRICK20では使用できません)。
    STRAIN_ENG -- 微小な全ひずみ。要素ごとに1つのテンソルのみ。
    STRESS
    IR=
    i または ALL
    IS=
    j または ALL
    IT=
    k または ALL
    積分点における応力テンソル。Keyword5が空白である場合、要素内の平均値が出力されます。
    TMAX 特定の期間および積分点にわたる最大主応力(P1)に対応する応力テンソル。

    特定の期間および積分点にわたる最小主応力(P3)に対応する応力テンソル。

    OUTER ソリッドまたは厚肉シェルコンポーネントの外側のサーフェス上の膜応力テンソル。膜層が自動的に作成され、ソリッド応力テンソルがこのサーフェスに外挿されます。
    CORNER_DATA 各要素のすべての節点に対して保存された応力テンソル(/SHEL16または/BRICK20では使用できません)。
  4. 積分点結果を要求するには、/IR=i/IS=j/IT=k記述を使用します。ここで、オプションは任意の順で入力できます。
  5. オプションDAMGは、積分点以上の損傷を出力するために、連成損傷モデル(例:/MAT/LAW72または/FAIL/GURSON)でのみ使用されます。損傷変数は限界値で正規化され、0から1の間の値で指定します。例:
    • /MAT/LAW72
      D m g = D D C MathType@MTEF@5@5@+= feaahqart1ev3aqatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVCI8FfYJH8YrFfeuY=Hhbbf9v8qqaqFr0xc9pk0xbb a9q8WqFfeaY=biLkVcLq=JHqpepeea0=as0Fb9pgeaYRXxe9vr0=vr 0=vqpWqaaeaabiGaciaacaqabeaadaqaaqaaaOqaaabaaaaaaaaape GaamiramaaBaaaleaacaWGTbGaam4zaaqabaGccqGH9aqpdaWcaaWd aeaapeGaamiraaWdaeaapeGaamiramaaBaaaleaacaWGdbaabeaaaa aaaa@3CC0@
    • /FAIL/GURSON
      D m g = f t f F MathType@MTEF@5@5@+= feaahqart1ev3aqatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVCI8FfYJH8YrFfeuY=Hhbbf9v8qqaqFr0xc9pk0xbb a9q8WqFfeaY=biLkVcLq=JHqpepeea0=as0Fb9pgeaYRXxe9vr0=vr 0=vqpWqaaeaabiGaciaacaqabeaadaqaaqaaaOqaaabaaaaaaaaape GaamiramaaBaaaleaacaWGTbGaam4zaaqabaGccqGH9aqpdaWcaaWd aeaapeGaamOza8aadaWgaaWcbaWdbiaadshaa8aabeaaaOqaa8qaca WGMbWdamaaBaaaleaapeGaamOraaWdaeqaaaaaaaa@3E83@
  6. /NONLOCAL/MATオプションを有効にすると、正則化された非局所塑性ひずみとその速度を出力することができます。
  7. 損傷開始変数/H3D/SOLID/DAMINIは、/FAIL/INIEVOなどのいくつかの破壊基準で使用されます。これは、まず損傷開始基準を計算してから、応力軟化の損傷変数を計算します。この損傷変数は、/H3D/SOLID/DAMAを使用してプロットできます。