- 適用分野
現在のガイドラインでは、Radiossにおける有限体積法(FVM)での数値エアバッグモデルのモデリング要件と検証要件が定められています。
- 一般的なエアバッグモデル要件
エアバッグの数値モデルは、乗員安全性問題に関連する衝突イベントの数値シミュレーションのために作成されます。エアバッグモデルは、対象用途によって詳細の量および精度が異なる場合があります。
- メッシングと折りたたみ
- 参照形状
参照形状は、平らな節点ベース(/XREF)または要素ベース(/EREF)の形状として表す必要があります。
- 気体ジェネレーター
気体ジェネレーターモデルでは、気体ジェネレーター、インジェクター開口部、およびリテーナーといった、CADデータ内にあるすべての詳細が表されている必要があります。
- エアバッグ内の初期空気
エアバッグ内の空気の材料は、/MAT/GAS/MASS、/MAT/GAS/MOLEまたは/MAT/GAS/PREDEFを使用して指定する必要があります。
- エアバッグ繊維材料
エアバッグ材料として使われていた非線形異方性材料LAW58。
- 有限体積法エアバッグモデリング
Radiossでは、エアバッグ計算の標準的な方法は有限体積法(FVM)です。
- ベントホール
各ベントホールは、CAD形状内と同じ位置にある個別のコンポーネントとして表す必要があります。
- エアバッグ繊維空隙
エアバッグ材料の空隙は、空隙カード/LEAK/MATを/MAT/LAW58カードに加えることでモデル化されます。
- 排気および繊維空隙のアクティブ化
- エアバッグ内部接触
ベントに用いられるチャンバー間のボイドおよびボイドコンポーネントを含んだ外部および内部エアバッグコンポーネントは、形状的に交差があってはなりません。
- エアバッグハウジング
エアバッグハウジングは、CADデータで使用可能なすべての詳細を表している必要があります。
- 安定実行
正しい材料、特性、接触定義、および指定された参照形状を使用する折りたたまれたエアバッグモデルは、インジェクターがアクティブになるまで動かないようにする必要があります。
- 一定圧力実行
一定圧力実行は、気体動的データ、インジェクター入力、繊維材料、および接触が物理的な結果をもたらすように実行する必要があります。
- FVMエアバッグのスタンドアロン実行
- 不適切な体積の排除
- チェックリスト