リンク形状の更新

軟質土壌路面接触法を使用するときに、クローラ・履帯リンクの形状に、クローラ・履帯のプロパティで指定されたものと異なる寸法が使用された場合、Update Link Geometryオプションを使用する必要があります。
1. Update Link Geometryダイアログ


デフォルトオプションはAuto Calculateに設定されています。このオプションでは、クローラ・履帯のプロパティセクションで指定されているパラメータを考慮します。クローラ・履帯リンクの形状が異なる場合、User Inputオプションによって、クローラ・履帯リンクの寸法を変更できます。
2. Update Link GeometryダイアログのUser Inputオプション


Contact Pointsでは、そのクローラ・履帯リンクを表すポイントの数を定義します。モデルに許される最大のポイントは5点です。接触ポイントのX座標とZ座標は、クローラ・履帯ピンの中心(赤色の座標系)を基準にする必要があります。XcgとZcgは、ピンの中心からリンクCG位置までの縦方向と垂直方向の参照距離です。下の図は、接触ポイントが2つ、3つ、4つ、5つのクローラ・履帯リンクを示しています。
3. Update Link Geometryで使用できる接触ポイント


下の図は、2つの接触ポイントを使用するCADのクローラ・履帯リンクと、Update Link Geometryダイアログのこれに相当するパラメータの例を示しています。
4. 接触ポイントが2つのクローラ・履帯リンクの例


注: Update Link Geometryダイアログで定義する接触ポイント位置は、上の図に示されているクローラ・履帯ピンの中心に位置する座標系XZの原点(0,0)を基準として定義されます。この情報を、CADファイルで指定されたクローラ・履帯リンクの中心位置(クローラ・履帯の作成を参照)と誤解しないでください。