XenomatiXのスキャン路面
MotionSolveでのシミュレーションでは、Altair Partner Alliance(APA)を通じてXenomatiX®による各種のスキャン路面データを路面モデルとして利用できます。
XenomatiXでは、あらゆる道路網やその一部の高精度な最新データを測定し、収集しています。このような道路として、一般道、高速道路、港湾道路、空港の滑走路、オフロードなどがあります。このデータは、True-solid-stateライダーセンサーXenoTrackで測定され、XenoWare道路ソフトウェアで解析されています。道路追跡の詳細についてはhttps://xenomatix.com/lidar/road-data/#をご参照ください。

XenomatiXでスキャンした路面の使用方法
Altair Altair MarketplaceにアクセスしてXenomatiXの路面パッケージ(https://www.altair.com/xenomatix-road-data/)をダウンロードします。
この路面パッケージは、.csv、.crge、.mdl、.h3dの4種類のファイルを収めています。
- .crge:暗号化した.crgファイルで路面を表現します。
- .csv:MotionViewの各種イベントで使用する路面のセンターラインを収めています。
- .mdlおよび.h3d:MotionViewで視覚化してHyperViewで後処理するグラフィックシステムと路面グラフィックスを表現します。
注: 路面ファイルはスキャンした路面を高分解能で記録したデータです。路面グラフィックスを表現する.h3dは、ファイルサイズを小さくするために細分程度が低いメッシュを使用しているので、スキャンした路面と同水準の分解能を備えていません。
1.モデルへの路面ファイルの追加
AutoTireパネルとEvent Editorでは、.crgeファイルによる路面が.crgファイルとして動作します。
- AutoTireパネルでは、Road Property Fileで.crgeを参照して選択します。
図 2.
Event Editorのダイアログでは、Road SelectionでRoad Fileを選択します。図 3.
2.路面グラフィックスのインポート
- Modelを選択し、Import/Exportオプションを使用して路面パッケージの.mdlをシステムとしてインポートします。
図 4.
路面のグラフィックス情報を保存した.h3dを含む路面グラフィックシステムが作成されます。図 5.
3.路面のセンターラインの使用
- MotionViewのイベントで路面のセンターラインを使用するには、3D Cartesian 曲線エンティティを作成して、パッケージから.csvファイルを選択します。
図 6.
- RoadCourseDriveイベントで、作成した曲線をPath profileのCurveオプションで選択します。
図 7.