連続体シェル(
PCOMPLS)で使用可能な基準は次のとおりです:
- HILL3D
- PUCK3D
- HOFF3D
- TSAI3D
- HASH3D
- STRN3D
- STRS3D
- CNTZ3D
異方性ソリッド要素(
MAT9OR)で使用可能な基準は次のとおりです:
- HILL3D
- HOFF3D
- TSAI3D
- STRN3D
- STRS3D
各破壊基準の詳細は、本セクションで述べられています。
法線応力
およびせん断応力
は、材料座標系(MAT9/MAT9ORを擁すソリッド要素)または繊維座標系(PCOMPLS)で示されます。
記号
、
、
は、それぞれ1-1、2-2、3-3方向の法線引張応力限界です。記号
、
、
はそれぞれ1-1、2-2、3-3方向の法線圧縮応力限界です。
,
、
はそれぞれ1-2プレーン、2-3プレーン、1-3プレーン内のせん断応力限界です。
注: 仮定
、
は横方向等方性材料に対してのみ有効であり、固体異方性複合材料
MAT9/
MAT9OR要素や連続体シェル
PCOMPLS要素の破壊基準計算には使用されません。したがって、この仮定は使用されないので、
MATFエントリの
V5および
V6フィールドも破壊基準の計算に使用されます。
Hill基準
MATFで、CRITERIAをHILL3Dに設定します。
破壊指数
は次のように計算されます:
ここで、
-
-
-
または
(引張または圧縮での
に依存)
または
(引張または圧縮での
に依存)
または
(引張または圧縮での
に依存)
、
、
.
MATFバルクデータエントリで、
- V1
-
- V2
-
- V3
-
- V4
-
- V5
-
- V6
-
- V7
-
- V8
-
- V9
-
Hoffman基準
MATFで、CRITERIAをHOFF3Dに設定します。
破壊指数
は次のように計算されます:
ここで、
-
-
-
-
-
-
-
-
-
MATFバルクデータエントリで、
- V1
-
- V2
-
- V3
-
- V4
-
- V5
-
- V6
-
- V7
-
- V8
-
- V9
-
Tsai-Wu基準
MATFで、CRITERIAをTSAI3Dに設定します。
破壊指数
は次のように計算されます:
ここで、
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
、
、
- MATFカードではそれぞれV10、V11、V12として定義されています。
V10、V11、V12が空白の場合、連成係数は次のように算出されます:
ここで、
および
は、等二軸応力試験における引張応力限界です。
MATFバルクデータエントリで、
- W1
-
- W2
-
- W3
-
W1は、2つの引張荷重が方向1と2にかけられる等-二軸試験での引張応力限界です。W1は必須であり、W2とW3はオプションです。W2とW3を指定していない場合、これらはW1と同じ値に設定されます。W2とW3の定義はW1に似ています。W2は、2つの引張荷重が方向2と3にかけられる等-二軸引張試験での引張応力限界です。W3は、2つの引張荷重が方向1と3にかけられる等-二軸引張試験での引張応力限界です。
Tsai-Wu基準では、以下の条件が満たされる必要があります:
MATFバルクデータエントリで、
- V1
-
- V2
-
- V3
-
- V4
-
- V5
-
- V6
-
- V7
-
- V8
-
- V9
-
- W1
-
- W2
-
- W3
-
V10、V11、V12、W1、W2およびW3がすべて空白である場合、連成係数
、
および
は0.0です。
最大ひずみ基準
MATFで、CRITERIAをSTRN3Dに設定します。
破壊指数は、以下の6つの値からの最大値とされます:
、
、
-
-
方向のひずみ限界。これは、対応する法線ひずみの符合に応じて、引張ひずみ限界または圧縮ひずみ限界となります(
=
または
、
=
または
、および
=
または
)。
-
は1-2方向のひずみ限界、
は2-3方向のひずみ限界、
は1-3方向のひずみ限界(
、
、
)
MATFバルクデータエントリで、
- V1
-
- V2
-
- V3
-
- V4
-
- V5
-
- V6
-
- V7
-
- V8
-
- V9
-
連続体シェル要素(PCOMPLS)では、上記の4つの基準
、
が使用できます。Hashin、PuckおよびCuntze基準を使用することも可能です。
最大応力基準
MATFのCRITERIAフィールドは、STRS3Dに設定される必要があります。
破壊指数は、以下の6つの値からの最大値とされます:
、
、
、
-
-
方向の応力限界。これは、対応する法線応力の符合に応じて、引張ひずみ限界または圧縮応力限界となります(
=
または
、
=
または
、および
=
または
)。
MATFバルクデータエントリでは、V1 =
、V2 =
、V3 =
、V4 =
、V5 =
、V6 =
、V7 =
、V8 =
およびV9 =
。
連続体シェル要素(PCOMPLS)では、上記の5つの基準が使用できます。その上、PCOMPLSでのみ利用可能な3つの追加基準、Hashin、PuckおよびCuntzeを使用することができます。
Hashin基準
MATFで、CRITERIAをHASH3Dに設定します。
Hashin破壊基準では、4つの破壊モードが区別されます:
- 繊維引張力
- 繊維圧縮力
- 母材引張力
- 母材圧縮力
4つすべてのモードがチェックされ、4つすべての破壊指数が別々に出力されます。4つのモードに対応した4つの破壊指数は次のように表されます:
MATFバルクデータエントリで、
- V1
-
- V2
-
- V3
-
- V4
-
- V5
-
- V6
-
- V7
-
- V8
-
- V9
-
- W1
-
(繊維引張力破壊チェックで使用されます)
Puck基準
MATFで、CRITERIAをPUCK3Dに設定します。
PUCK破壊基準では、5つの破壊モードが区別されます。
- 繊維引張力モード(
)
- 繊維圧縮力モード(
)
- 繊維間チェック1(
)
- 繊維間チェック2(
)
ここで、
-
、
、
、および
- 破壊曲線のエンベロープの係数。これらはMATFカードでそれぞれW1、W2、W3、W4,としてユーザーから与えられなければなりません。
基準破壊プレーンでの検索は、各1°で-90°から90° まで自動的に行われます。
MATFバルクデータエントリで、
- V1
-
- V2
-
- V3
-
- V4
-
- V5
-
- V6
-
- V7
-
- V8
-
- V9
-
- W1
-
- W2
-
- W3
-
- W4
-
Cuntze基準
MATFで、CRITERIAをCNTZ3Dに設定します。
Cuntze破壊基準では、5つの潜在破壊モード(2つのFiber破壊モードと3つのInter-fiber破壊モード)が別々に計算され、各モードについて応力による影響が取得されます。最終破壊指数は、各モードの応力による影響に基づいて計算されます。
ここで、
です。
モード応力による影響が負の場合は、代わりにゼロを使用する必要があります。破壊指数として取得される結果の応力による影響
は次の式で計算されます。
ここで、
は相互作用指数です。
MATFバルクデータエントリで、
- V1
-
- V2
-
- V3
-
- V4
-
- V5
-
- V6
-
- V7
-
- V8
-
- V9
-
- W1
-
(デフォルト = 0.15)
- W2
-
(デフォルト = 1.0)
- W3
-
(デフォルト = 2.6)
層間せん断破壊指数
連続体シェル要素では、層間せん断破壊指数を出力できます。この指数は次のように計算されます:
ここで、
は、PCOMPLSカードのSBフィールドでユーザーによって定義されます。