TeimOrbitフォーマット
TeimOrbitリーダーは、ADFファイルからデータを得るために、さまざまなエンティティを解析できます。これらのエンティティには、属性、ブロック、サブブロック、テーブル、ユニットおよびコメントが含まれます。
属性
属性は、Driverファイルの最小データメンバーを成します。属性は、実数、整数、文字列またはブーリアン演算式(True/False)であることが可能です。
[BLOCK_NAME]
ATTRIBUTE_1 = 'TRUE'
ATTRIBUTE_2 = 1.0
ATTRIBUTE_3 = 'GEAR_CONTROL'
ATTRIBUTE_4 = 8
属性名:
- 文字列
- 大文字小文字を区別しない、など。TAGとtagは同じです。
- 上記の例では、TAG, SATURATION, LOOK_AHEAD_TIME, DEMAND_FILE, INTEGRATION_STEP_SIZE が属性名となります。
属性値:
- 実数、整数、文字列、ブーリアン演算式
- 文字列は、‘引用符’ または “二重引用符”に囲まれていなくてはならない
- 0、0.00、N、NO、FALSE、Fはすべてfalseと表現される
- 1、1.00、T、TRUE、Y、YESはすべてtrueと表現される
- 大文字小文字の別が識別される
フォーマット:
ATTRIBUTE_NAME = ATTRIBUTE_VALUE
ブロック
ブロックは、リーダーユーティリティの最も用途の広いデータ構造を成します。ブロックは、ブロックを除くすべてのデータメンバーのコンテナとして機能します。
- ブロックには、任意の数のサブブロックが含まれることが可能です。
- ブロックがブロックを含むことはできません。
- ブロックは、別々のサブブロック内に保管することによってのみ、複数のテーブルを含むことが可能です。

フォーマット:
[BLOCK_NAME]
ATTRIBUTE(s)
SUBBLOCK(s)
TABLE
ブロックは、ファイルの末尾または新しいブロックが始まる箇所で終了します。
サブブロック
サブブロックは構造的にはブロックと同じで、サブブロックまたはブロックを含むことができない点のみが異なります。
- 1つのサブブロックに複数のテーブルを含むことはできません。
フォーマット:
(SUBBLOCK_NAME)
ATTRIBUTE(s)
TABLE(s)
テーブル
フィールド(行と列)から成るデータ構造。
- テーブルは、任意の属性を含むことができます。
- ラベルが与えられていない場合、デフォルトで、0から始まるインデックスとしてラベル付けします。
フォーマット:
{LABEL1 LABEL2 LABEL3}
ATTRIBUTE00 ATTRIBUTE01 ATTRIBUTE02
ATTRIBUTE10 ATTRIBUTE11 ATTRIBUTE12
ATTRIBUTE20 ATTRIBUTE21 ATTRIBUTE22
ユニット
‘ユニット’は、プロパティファイルのリーダーユニットを伝える特別なブロックです。
- 各プロパティシートは、必ずユニットブロックを持つ必要があります。
- ユーザー定義のユニットはテーブル表記。
コメント
‘$’で始まる行に書かれているものはすべて、リーダーユーティリティによって無視されます。
[VEHICLE_INITIAL_CONDITIONS]
$These are wrt marker attached to the driver analysis - Vehicle IC reference marker
$Default Global Frame
VX0 = -3.0
VY0 = 0.0
VZ0 = 0.0