DMIGMOD

バルクデータエントリ H3DDMIGの入力からスーパーエレメントの変更内容を定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
DMIGMOD MTXNAME SHFGID SHFSPID SHFSPID_F SHFCID SHFEID SHFRID
HYBDAMP METHOD SDAMP KDAMP METHOD_F SDAMP_F KDAMP_F
ORIGIN A1 A2 A3
GIDMAP GID1 GID1A GID2 GID2A GID3 GID3A
CIDMAP CID1 CID1A CID2 CID2A CID3 CID3A
RELOC PA1 PA2 PA3 PB1 PB2 PB3 MIRROR
GRDTOL ERREXT TOLEXT ERRINT TOLINT

定義

フィールド 内容 SI単位の例
MTXNAME ASSIGN,H3DDMIGで定義したマトリックス名。

デフォルト値はありません(1~6文字)

SHFGID スーパーエレメント内のすべての節点の識別番号が、指定した値でシフトされます。このフィールドが空白の場合、シフトは発生しません。 2

デフォルト = 空白(整数または空白)

SHFSPID スーパーエレメント内のすべてのSPOINTの識別番号が、指定した値でシフトされます。このフィールドが空白の場合、シフトは発生しません。 2

デフォルト = 空白(整数または空白)

SHFSPID_F スーパーエレメント内のすべての流体SPOINTの識別番号が、指定した値でシフトされます。このフィールドが空白の場合、シフトは発生しません。 2

デフォルト = 空白(整数または空白)

SHFCID スーパーエレメント内のすべての座標系の識別番号が、指定した値でシフトされます。このフィールドが空白の場合、シフトは発生しません。 2

デフォルト = 空白(整数または空白)

SHFEID スーパーエレメント内のすべての要素の識別番号が、指定した値でシフトされます。このフィールドが空白の場合、シフトは発生しません。 2

デフォルト = 空白(整数または空白)

SHFRID スーパーエレメント内のすべての剛体要素の識別番号が、指定した値でシフトされます。このフィールドが空白の場合、シフトは発生しません。 2

デフォルト = 空白(整数または空白)

HYBDAMP スーパーエレメント減衰の残りのデータのキーワード
METHOD EIGRL カードの識別番号。ハイブリッド減衰はEIGRLカードで参照されたモードに対してスーパーエレメント上で適用されます。空白の場合、適用される減衰は全てのモードです。

デフォルト = 空白(整数 > 0 、または空白)

SDAMP モード減衰のTABDMP1エントリの識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0)

KDAMP
-1
粘性モード減衰は粘性減衰の代わりに構造減衰として複素剛性マトリックスに入力されます。

デフォルト = 1(整数)

METHOD_F EIGRLカードの識別番号。ハイブリッド減衰はEIGRLカードで参照されたモードに対して流体部分のスーパーエレメント上で適用されます。空白の場合、モード減衰が全ての流体モードの減衰に対して適用されます。
SDAMP_F スーパーエレメントのモード減衰のTABDMP1エントリ識別番号

デフォルトなし(整数 > 0)

KDAMP_F
-1
粘性モード減衰は粘性減衰の代わりに構造減衰として複素剛性マトリックスに入力されます。

デフォルト = 1(整数)

ORIGIN DMIGの新しいORIGINを定義するキーワード。
A1, A2, A3 DMIGの新しい原点位置を定義します。

デフォルト = 0.0(実数)

GIDMAP マッピングされる節点IDペアのキーワード
, GIDn, GIDnA マッピングされる節点IDペア
CIDMAP マッピングされる座標系IDペアのキーワード
, CIDn, CIDnA マッピングされる座標系IDペア
RELOC レジデュアル構造とスーパーエレメント内の一致する節点IDペアが次に続くことを示すキーワード。 1
PA1, PA2, PA3 レジデュアル構造内の同一線上にない3つの節点のID。
PB1, PB2, PB3 レジデュアル構造内の対応する節点(PA1PA2PA3により定義される)と一致する、スーパーエレメント内の同一線上にない3つの節点のID。
MIRROR 再配置操作が鏡映 / 反射であることを示すフラグ。 4
GRDTOL 一致するレジデュアル節点とスーパーエレメント節点の間の節点許容値設定がこの後に続くことを示します。
ERREXT OptiStructによって実行される操作を指定します:
ERROR(デフォルト)
エラーを発行します。
WARN
警告を出力します。
TOLEXT 外部節点位置を比較するための許容値。

デフォルト = 1.0e-15

ERRINT OptiStructによって実行される操作を指定します:
ERROR(デフォルト)
エラーを発行します。
WARN
定義済みのトレランス値TOLINTに基づいて内部グリッドの位置が矛盾している場合に警告を出力します。
TOLINT 内部節点位置を比較するための許容値。

デフォルト = 1.0e-5

コメント

  1. RELOCエントリおよびその関連フィールドは、レジデュアル構造とスーパーエレメント上の3つの一致する節点ペアを定義します。ASSIGN, H3DDMIGを使用して定義されるスーパーエレメントは、同一線上にない3つの節点PB1PB2、およびPB3が、レジデュアル構造上のPA1PA2、およびPA3とそれぞれ一致するように再配置(必要に応じて平行移動および回転)されます。
    1.


  2. スーパーエレメント内の特定のエンティティの識別番号は、H3DDMIG入力中に変更できます。このエンティティのシフトフィールド(上記の‘SHF’で始まるフィールドをご参照ください)には負の整数を入力できますが、識別番号が負の値にシフトされないように注意が必要です。シフト後の識別番号の値は常に0より大きい必要があります。0以下の場合、実行はエラーを返します。
  3. GIDMAPのユースケースとしては、インターフェース節点IDをリナンバーして、レジデュアル構造で使用されているIDと一致させるなどが挙げられます。また、外部節点や別のスーパーエレメントの内部節点と競合しないように、内部節点のIDをリナンバーすることもできます。後者のユースケースでは、競合を防ぐためにSHFGIDも使用します。GIDMAPSHFGIDを同じスーパーエレメントに対して同時に使用した場合、GIDMAPによってリナンバーされた節点がSHFGIDによって再度リナンバーされることはありません。
  4. RELOCMIRRORが使用される場合は、2種類の方法で鏡面対称を定義できます。
    • スーパーエレメント全体が鏡映 / 鏡面コピーされる対称面を指定するPA1PA2PA3を設定します。
    • レジデュアル構造内のPA1PA2PA3、およびスーパーエレメント内のPB1PB2PB3を定義します。この場は、スーパーエレメントは再配置された後に鏡映 / 鏡面コピーされます。
    注: この鏡映処理を完了するために必要などのような回転、並進、または鏡映も、OptiStructによって内部的に実行されます。これら3つの節点を同一線上に置くことはできません。