EIGC

バルクデータエントリ 複素固有値解析を行うために必要なデータを定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
EIGC SID NORM G C ND0
EIGCの続き
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
ALPHAAJ OMEGAAJ ND1
EXTN UB

例1

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
EIGC 4 MAX 15

例 2

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
EIGC 4 MAX
15

例3

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
EIGC 4 MAX
1000.0 1000.0 15

定義

フィールド 内容 SI単位の例
SID 固有のセット識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0)

NORM 固有ベクトルを正規化する際のオプションを示します。
MAX(デフォルト)
最大の大きさを持つコンポーネントを、実数部は単位値に、虚数部はゼロ値に正規化します。
POINT
フィールド5と6で定義されているコンポーネントを、実数部は単位値に、虚数部はゼロ値に正規化します。定義されているコンポーネントの大きさがゼロである場合、NORMの値はデフォルトでMAXとなります。
G グリッドまたはスカラーポイントの識別番号。NORM = POINTの場合のみ必須です。

デフォルト無し(整数 > 0)

C 成分番号。NORM = POINTかつGが幾何節点である場合のみ必須です。

デフォルト無し(0 ≤ 整数 ≤ 6)

ND0 抽出したい根および固有ベクトルの数。

継続がない場合は必須ですが、ALPHAAJ継続行がある場合は空白でなければなりません。

デフォルト = 空白(整数 > 0)

ND1 抽出したい根および固有ベクトルの数。

デフォルトなし(整数 > 0)

ALPHAAJ シフトポイントの実数部。

デフォルト = 0.0(実数)

OMEGAAJ シフトポイントの虚数部。

デフォルト = 0.0(実数)

EXTN EIGCエントリのパラメータが次に続くことを示すフラグ。
UB 複素固有値ペアの出力状態が維持される周波数の上限。このオプションは出力のみに反映され、解析には影響しません。 3

デフォルト = 空白(実数)

コメント

  1. ALPHAAJおよびOMEGAAJは、直接複素固有値解析でのみ役立ちます。サブケース制御領域にMETHODコマンドがない場合は、複素固有値解析で直接法を使用するように考慮されます。それ以外の場合はモーダル法が使用されます。
  2. 3つ目のフィールドは、数値複素固有値解(METHOD)用に予約されています。現在はこのフィールドは空白のままにしておく必要があります。ただし、特定の方法タイプ(INVHESSおよびCLAN)は受け付けられますが、解析には影響しません。
  3. モーダル複素固有値解析の場合は、ND0フィールドをAUTOに設定します。