RSPEED
バルクデータエントリ ローターダイナミクスの非同期解析のための参照ローター速度値のセットを指定します。
フォーマット
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RSPEED | SID | S1 | DS | NDS | |||||
MDTRAK | CORU | PRTCOR |
例
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RSPEED | 25 | 1500 | 50 | 5 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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SID | セット識別番号。 デフォルトなし<整数 > 0> |
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S1 | セット内の最初の参照ローター速度を指定します。 デフォルトなし<実数 > 0.0> |
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DS | 参照ローター速度の増分値を指定します。最初のエントリ(S1)以降の各エントリにこの値が追加されます。 デフォルトなし<実数 > 0.0> |
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NDS | 参照ローター速度の増分数。 デフォルト = 1 <整数 > 0> |
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MDTRAK | モードトラッキングオプションを特定します。 4 5
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CORU | 相関の上限。 デフォルト = 0.7 <実数 > 0.0> |
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PRTCOR |
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コメント
- RSPEEDバルクデータエントリは、RGYROバルクデータエントリのSPEEDフィールドによって参照されます。SPEEDフィールドに整数値を指定した場合、RSPEEDエントリに指定した複数の参照ローター速度が非同期解析で使用されます。
- 非同期周波数応答解析または静解析では、RSPEEDバルクデータエントリをRGYROで参照する場合、最初の周波数のみが考慮されます。複素固有値解析では、RSPEEDで指定された範囲全体が考慮されます。
- 参照ローター速度のセットを設定するには、次の式が使用されます:ここで、
- 、 、...
- 参照ローター速度のセットを表します。
- 最初の参照ローター速度。
- 参照ローター速度増分。
- 参照ローター速度の増分数。
- あらゆる産業のローターダイナミクスモデルにわたって汎用的に適用できる単一のモードトラッキング手法はありません。問題定義とユーザーの要件に応じて、さまざまなモードトラッキングのオプションを使用できます。一般的な指針として、NC2O、MMAC、MAC、SLCONの順序でモードトラッキングのオプションを考慮することをお勧めします。
- NC2O、MMAC、およびMACの各モードトラッキング手法では、相関マトリックス出力の要求と相関上限値の変更により、モードトラッキングの結果を微調整できます。