ビームおよびバー要素の作成
Beamsツールを使用して、1Dビームとバーの要素を作成します。
バー要素は、ビームプロパティが必要なモデルの2つまたは3つの節点間のスペースに作成される1D要素です。
節点は、それらを繋ぐバーまたはビーム要素のプロパティに基づき互いに関連付けられています。バー要素に関係するプロパティには、ベクトル方向、AとB、または、AとBとCを端点とするオフセットベクトル、ビームを通し保持されるべき自由度を伝えるピンフラグがあります。
バー要素は、要素の中心位置にBAR2またはBAR3と書かれた2節点間のラインとして表示されます。
- Bar2
- Configuration 60 - 2節点の1D (1次)要素で、軸方向、曲げ、ねじれ方向の挙動をモデル化する場合に使用されます。Bar2要素は、方向ベクトル、オフセットベクトル、端点AとB、および端点におけるピンフラグなどのプロパティ参照を持ちます。
- Bar3
- Configuration 63 - 3節点の1D (2次)要素で、軸方向、曲げ、ねじれ方向の挙動をモデル化する場合に使用されます。Bar3要素は、方向ベクトル、オフセットベクトル、端点AとB、および端点におけるピンフラグなどのプロパティ参照を持ちます。
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1DリボンからBeamsツールを選択します。
図 1.
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要素を定義します。
オプション 動作 タイプ ビーム作成時に使用する要素タイプを選択します。 Linear 1D Elems AからElems Bへの投影に基づいて、1次元要素を作成します。 Elems A 要素の開始位置となる要素を選択します。 制約事項: Linear 1Dチェックボックスが選択されている場合にのみ有効です。Elems B 要素の終了位置となる要素を選択します。 制約事項: Linear 1Dチェックボックスが選択されている場合にのみ有効です。Density A-B 選択された各要素間に作成するビーム要素の数を指定します。 制約事項: Linear 1Dチェックボックスが選択されている場合にのみ有効です。Node A, Node B, and Node C ビームの各端で節点を1つ選択します。 Bar2要素にはNode AとNode Bを使用できます。
Bar3要素にはNode A、Node B、およびNode Cを使用できます。
Orientation Type ビームの3D空間内における向きを選択します。 標準の方向セレクターを使用してビームの向きを指定します。Directionの上の図をクリックすると、軸と平面を使用して向きを定義するための追加のオプションが使用可能になります。
- Direction
- その法線がベクトルとなるような面を定義する3つのポイントを、N1、N2、N3セレクターを使用して選択します。
- Node
- direction nodeセレクターを使用してベクトルの向きを決定する節点を選択します。
Property 新規および既存のビーム要素に割り当てるプロパティを選択します。 Pin Release A / Pin Release B 荷重の伝わりを考慮しない自由度を指定します。 Offset Method ビーム要素の座標系がどのように定義されるかに依存するビームのオフセット方向を選択します。 - Displacement
- 参照されるグリッドポイントに変位座標系が定義されている場合にのみ適用が可能です。
- Elemental
- ビーム要素の要素座標系によって決まる向きにオフセットされます。
Offset A / Offset B ビーム要素のオフセットを決定するためexccyおよびexcczパラメータ値を指定します。ビーム要素は1Dオブジェクトとしてモデル化されたものであるため、これらの値はビーム要素の実際のエッジとその中心軸との距離を表します。例えば、ビームが円筒形である場合、AとBによって、ビームのエッジが別の要素に結合される位置が決まります。ただし、オフセットが円筒ビームの半径を表し、これによってビームの中心軸が結合ポイントに対してどこにあるかが決まります。 - Createをクリックします。
ビームおよびバー要素の更新
エンティティエディターを使用し、目的のキーワードの Bar2とBar3要素を更新します。
これには、ソルバーに割り当てられている節点やプロパティ、方向、オフセットなどの修正も含まれます。
注: 要素タイプを変更するには、要素タイプの変更を参照してください。