General Constraints
汎用的な式ベースの拘束を作成するにはGeneral Constraintsツールを使用します。
MotionViewでは、ジョイントやモーションのようないくつかの標準的な拘束が提供されていますが、これらはすべてのモデリングシナリオを表現するのに適しているとは限りません。このような場合、ソルバーで使用する式を使用して一般的な拘束を定義することができます。解析の間、ソルバーは与えられた式がゼロに等しくなるような拘束を与えます。
General Constraintsツールを使用した一般的拘束の作成
以下に、一般的拘束を作成するための標準的な初期ステップを示します。
- モデルブラウザで、一般的拘束エンティティの追加先とするシステムを選択します。
- Modelリボンで、Entitiesグループの下向き矢印をクリックして、さらに多くのエンティティが含まれたドロップダウンメニューを展開します。
- General Constraintsオプションをクリックして、Add General Constraintダイアログを表示します。
- ラベルと変数名を指定します。デフォルトで、MotionView内のエンティティの変数名は特定の規則に従います。例えば、すべての一般的拘束エンティティの変数名は“gcon_”で始まります。これは、MotionViewでモデルを構築する場合に従う推奨規則であり、モデル編集やモデル操作において様々なメリットが得られます。
- OKをクリックしてウィンドウを閉じるか、Applyをクリックしてエンティティの作成を継続します。一般的拘束が作成されたら、それがエンティティエディターに表示されます。
一般的拘束の編集
General Constraintの参照は、エンティティエディターを使用して編集できます。
- 編集するGeneral Constraintを選択します。そのプロパティがエンティティエディターで表示されます。
-
Propertiesタブで、Expression欄にソルバー数式を入力します。
この式では、システムの位置、速度、またはその他の一般的な測定基準を指定できます。
-
または、User-definedチェックボックスを有効にして、サブルーチンを通して拘束を指定します。
一般的拘束プロパティ
プロパティ | 概要 | |
---|---|---|
General | ||
Label | エンティティの説明ラベル。 | |
Varname | エンティティの変数名。 | |
ID | 整数の識別子。 | |
Active | エンティティのアクティブ状態。TrueまたはFalseFalse の場合、エンティティは非アクティブです。 | |
Use Virtual | これを仮想的な制約にします。コメントをご参照ください。 | |
Properties | ||
Expression | 制約を設定するソルバー式。 | |
User Defined | ||
User expr | サブルーチンの呼び出しに使用される USER() 式。 | |
Use local file and function name | 関数と共にローカルサブルーチン・ファイルを使用するオプション。 | |
Local file | 関数タイプに応じたサブルーチンファイル名。 | |
Function Type | サブルーチン関数のタイプ。使用可能な選択肢は、DLL/SO、PYTHON、MATLAB、COMPOSEです。 | |
Function name | サブルーチン内で呼び出される関数名。 | |
Use Reaction marker | マーカーを使って反力を与えます(ADAMS のみ)。 | |
Reaction marker | 反力が与えられる位置を示すマーカー。 | |
Note & Tags | ||
Note | 任意の説明文。 | |
Attachment Candidates | Systems/Assemblies/Analysesに添付可能な、エンティティのタグを追加します。 |
*制約が仮想制約か通常制約かを定義します。Use Virtualが選択された場合、制約は仮想制約として実装されます。そうでなければ、制約は通常の代数制約として実装されます。仮想ジョイントの詳細については、Constraint. Jointのコメント17を参照してください。