Orientation

Orientationツールを使用して、エンティティを特定の方向に揃えます。

向きの設定が必要なエンティティは次のとおりです:
  • Vector
  • ジョイント
  • ブッシュ
  • マーカー
  • Gears
以下の2タイプのOrientationツールがあります。
VectorOrientation
このツールは、軸またはベクトルの向きを設定します。このツールを使用して、次のエンティティの向きを設定します:
  • ベクトル
  • 非コンプライアントジョイント
上記エンティティの編集コンテキストで、Orientationツールをクリックします。VectorOrientationツールが表示されます。
1.


このツールは、方向を示すベクトル矢印と、ベクトル方向に対して垂直な平面で構成されています。矢印の先端には円形のハンドルがあります。このツールには、向き設定方法のフィルターとして使用するPointアイコンとVectorアイコンを含むマイクロダイアログも付随しています。

向きを設定するには:
  1. VectorToolのハンドルを掴んで、回転させます。
  2. フィルターで選択した向き設定方法に基づいて、ポイント(CAD頂点のポイントエンティティ)またはベクトルにカーソルを合わせます。
  3. 目的のエンティティがハイライト表示されたら、マウスを放して、ハイライト表示されたエンティティを選択します。

または

  1. VectorToolのハンドルをクリックします。ハンドルが選択されます。
  2. フィルターで選択した向き設定方法に基づいて、ポイント(CAD頂点のポイントエンティティ)またはベクトル(ベクトルエンティティまたはCADエッジ)にカーソルを合わせます。
  3. ハイライト表示されたエンティティをクリックします。
MarkerOrientation
このツールは、軸-平面の手法によって参照フレームの向きを設定し、以下の向きの設定に使用されます:
  • マーカー
  • ブッシュおよびコンプライアントジョイント
上記エンティティの編集コンテキスト時は、Orientationツールをクリックします。MarkerOrientationツールが表示されます。
2.


このツールは、3つの方向ベクトルと次の2つのマイクロダイアログで構成されます:
  • 軸と平面を選択するための軸-平面セレクター。
  • 向き設定方法のフィルター(Point、Vector、Direction Cosinesのアイコンが含まれます)。
向きを設定するには:
  1. Orientation method selectorで1-Axisまたは2-Axesを選択します。
    • 1-Axisは、1つの軸のみを使用してエンティティの向きを設定します。残りの軸の向きは自動的に設定されます。
    • 2-Axesの方法では、2つの軸の情報を入力して、エンティティの向きを設定します。
  2. 1つの方向ベクトル(XY 、またはZ)をクリックして、向き設定の主軸を選択します。
    • 2-Axesを選択した場合、選択したベクトルに関連付けられた平面は、このツールに表示され、軸-平面セレクターにもリストされます。
  3. Alignment method filterを使用して、ポイントまたはベクトルに軸を揃えるか、方向余弦を使用します。
    • ベクトル終端のハンドルを掴んで、回転させます。
    • フィルターで選択した向き設定方法に基づいて、ポイント(CAD頂点のポイントエンティティ)またはベクトルにカーソルを合わせます。
  4. 整列させる目的のエンティティがハイライト表示されたら、マウスを放して、ハイライト表示されたエンティティを選択します。選択した方向に軸が揃えられます。
  5. 2-Axesを選択した場合は、Planeハンドルをクリックします。ハンドルが選択されます。
    • フィルターで選択した向き設定方法に基づいて、ポイント(CAD頂点のポイントエンティティ)またはベクトル(ベクトルエンティティまたはCADエッジ)にカーソルを合わせてクリックします。
    • 2つ目の軸は、選択した参照がエンティティの2つの軸によって形成される平面内に配置されるように位置合わせされます。
    3. 向き設定に使用されるPoint 2を含むマーカーのXZ平面の描画。