Motions
Motionsツールを使用して、運動の作成、ジョイントの初期条件、変位、速度、および加速度の編集などが可能です。
モーションの作成
- ブラウザで、モーションエンティティの追加先とするシステムを選択します。
-
Modelリボンから Motionsツールをクリックします。
エンティティ作成用のガイドバーが表示されます。
- オプション:
Pairチェックボックスを選択し、ペアエンティティを作成します。
MotionViewで作成するほとんどのエンティティと同様に、モーションエンティティはシングルエンティティまたはペアエンティティにすることができます。ペアエンティティは、モデルのZ-X平面を中心として対称になっているモデルの作成に役立ちます。これらのプロパティも、Z-X平面を中心として対称にすることができます(つまり、Yプロパティが鏡面コピーされます)。モーションの非対称性または対称性は、作成したモーションの編集時に決まるか、指定できます。
-
モーションを、ジョイントまたはマーカーのどちらに適用するかを選択します。
- On Joint
- Using Markers
On Jointを選択した場合:Using Markersを選択した場合: - オプション:
をクリックすると、エンティティの選択をリセットし、新しいエンティティを選択することができます。
-
リファレンス選択が完了したら、以下のいずれかの方法でマーカーを作成します。
- ガイドバーの
をクリックすると、エンティティが作成され、方向が決まります。
- モデリングウィンドウのマウス位置に表示される
ボタンをクリックします。
をクリックしてエンティティを作成し、このモーションのガイドバー選択を終了します。
モーションをモデルに追加すると、ブラウザ領域にそのモーションが自動的に表示されます。注: デフォルトで、MotionView内のエンティティの変数名は特定の規則に従います。例えば、すべてのマーカーエンティティの変数名は“mot_”で始まります。これは、でモデルを構築する場合に従う推奨規則であり、モデル編集やモデル操作において様々なメリットが得られます。 - ガイドバーの
ヒント: 新しいモーションは、Modelのラベル(または任意のシステム/解析)を右クリックして、 モデルブラウザから を選択、または、Motions を右クリックし、 Add Motionを選択して作成します。
モーションの編集
モーションは変位、速度、または加速度のいずれかで、一部のジョイントタイプまたは2つのマーカー間に適用できます。
モーションの結合性の定義
MotionsパネルのConnectivityタブで、Define motionドロップダウンメニューから適切なオプションを選択します。
On jointが選択された場合:
オプション | 詳細 |
---|---|
Displacement | 初期条件を必要としません。 |
Velocity | 初期変位が必要です。 |
Acceleration | 初期変位と初期速度が必要です。 |
Using markersが選択された場合:
- 並進モーションまたは回転モーションを定義する軸を選択します。
- Propertiesドロップダウンメニューから適切なオプションを選択します。
- Marker 1コレクターをクリックしてモーションを適用する1番目のマーカーを選択し、Marker 2コレクターをクリックして2番目のマーカーを選択します。
ヒント: Data Summaryボタンをクリックすると、モーションについてのData Summary一覧を確認することができます。
モーションのプロパティの定義
Propertiesタブでは、モーションの大きさを定数値で定義できるほか、2Dカーブ、3Dスプライン、または式を使用した非線形値として定義することもできます。
- Propertiesタブをクリックします。
-
ドロップダウンメニューを使用して、モーションのプロパティをどのように定義するかを指定します。
Linearを選択した場合は、変位、速度、または加速度の定数値を入力します。Curveが選択された場合:Sline3Dが選択された場合:Expressionsを選択した場合は、変位、速度、または加速度を定義するソルバー式を入力します。
モーションの初期条件の定義
-
Initial Conditionsタブをクリックします。
注: ConnectivityタブでプロパティとしてDisplacementを選択すると、このタブは使用できません。詳細については、モーションの結合性の定義のトピックをご参照ください。
- 変位と速度(またはそのどちらか)の初期条件の値を入力します
モーションに対するユーザー定義プロパティの使用
必要に応じ、User-Definedタブを使用してモーションを定義します。これにより、ユーザーサブルーチンを使用してモーションのプロパティを指定できます。
-
ConnectivityタブでUser-defined
propertiesチェックボックスをクリックします。
プロパティのオプションとPropertiesタブの両方が除去されます。
- 新たに追加されたUser-Definedタブをクリックします。
-
ユーザーサブルーチンを定義します。